ビューティガレージ 2019年4月期 本決算

本日、監視銘柄であるビューティガレージの2019年4月期決算が発表されました。
今はノンホルダーですが、長いこと主力であったり、監視銘柄であったりと愛着のある銘柄なので、
分析記事を書いておきます。

2019年4月期については、従前より厳しい状況だというのはわかっておりましたが、予想どおり増収減益決算でした。

第3四半期の決算分析記事でも、通期予想未達は濃厚と記事を書きましたとおり、未達でしたね。

関連記事

本日、監視銘柄であるビューティガレージの第3四半期決算が発表されました。 今はノンホルダーですが、長いこと主力であったり、監視銘柄であったりと愛着のある銘柄なので、 分析記事を書いておきます。 増収減益決算でした。 第2四半期の時点で、既に[…]

決算分析

決算数値

当期数値 対前年 対通期予想
売上高(百万円) 13,852 +18.6% 101.7%
営業利益(百万円) 628 ▲3.1% 84.6%
経常利益(百万円) 645 ▲1.2% 86.4%
税引後純利益(百万円) 379 ▲15.6% 80.6%

第3四半期までの状況に比べると第4四半期は善戦したと言えるでしょうか。
市場も今期の数字に期待はそれほどしていないと思いますので、サプライズ的なネガティブさはないですかね。

減配も一緒についてきましたが、合わせて自社株買いも発表しており、一定程度株主に配慮した形になっています。

2020年度予想値は、

予想値 対2019年
売上高(百万円) 16,035 115.8%
営業利益(百万円) 743 118.3%
経常利益(百万円) 751 116.5%

売上高、利益ともに2桁成長予想です。

一見数字は良いように見えますが、営業利益率は今期と同程度の予想なので、すごく良いというほどではありません。単に2019年が悪いので、良く見えているだけという印象です。

各セグメントの動向

物販事業

前年同期比で、ロイヤルユーザー数は15.3%増と順調に増加しています。

売上高は17.1%増、利益は▲34.2%です。

第3四半期の分析でも書きましたが、化粧品の占率が上がってきています。PB以外の化粧品が増えているため、利益率は低下していく傾向があり、第4四半期もその傾向は変わっていません。

このセグメントは、他の店舗設計業務等のセグメントで囲いこんだ顧客から、安定的な利益を得ることができるストック性のあるセグメントです。

ここの利益率が低下していくということは、ストック性が弱くなっていくことにもつながりかねません。

一方、利益率が高くても売上があがらなければ意味がありません。

今のように売上高が順調に伸びている間は良いのですが、長い目でみるとやや不安です。

そして、もう一つ。

第3四半期では、開示KPIに変化がありました。

これまで開示してきたアクティブユーザー数・登録口座数の開示をやめ、累計注文数というものを導入していました。

しかし、今回はまた元の形に戻しています。

迷走している感が満載です。

第3四半期決算の際に、KPIの変更について、以下のとおり、IRに問い合わせをしています。

Q.期中でKPIを変更することは投資家への配慮に欠けるのでは?
A.同様の声をたくさんいただいている。KPIとして何を開示するかは、第4四半期に向け改めて精査する。
⇒精査した結果、元に戻したということでしょうか。苦情が多いから戻しましたという風にしか見えません。

Q.期中でKPIを変更するということは、これまで開示してきたKPIに不都合な数値が見えたからそれを隠そうとしているように見える。そういう印象を与える懸念は考えなかったのか?
A.不都合な事実を隠す意図はない。具体的な数字は言えないが、今回非開示にした数値も、開示はしないが、これまでと同程度の成長性を見せている。
⇒この回答は当時は真偽を確かめることができませんでしたが、今回KPIを元に戻したことにより、真偽が判明しました。

アクティブユーザー数を見ると前年同期比99.3%

この数値はこれまで、7~8%くらいで増えていました。どの辺が、「これまでと同程度の成長性」なんでしょうか。
この会社のIRは度々いまいちな対応をしてくれますが、今回もまあまあイマイチですね。

店舗設計業務

毎度、書いていることなのですが、私が当社の中で一番注視しているセグメントであり、このセグメントが成長している限りは、成長が期待できると考えています。

売上高+18.4%、セグメント利益+4.0%となりました。

第3四半期では成長に鈍化傾向が見られましたが、見事にリカバーしています。

第3四半期の時点では、問い合わせに対して対応できる人材が揃っておらず人材確保を行ったことで、利益が下がっていましたが、人材確保の甲斐もあり、売上高も大きく伸びています。

この点については、私にとってはポジティブサプライズ。

その他周辺ソリューション事業

売上高+74.7%、セグメント利益+671.7%

伸び率は凄いですが、規模としては小さいですので、まだまだ会社全体の数値に影響を与えるほどではありませんが、このセグメントは囲い込み戦略の役割を担っているため、順調に成長していることはプラス材料です。

所感

2019年の数値は概ね予想どおりですが、

・店舗設計業務の成長性に復活の兆し⇒プラス材料
・復活したKPIについて、IRに騙された気分⇒マイナス材料

とプラスマイナス混在した内容であり、評価に悩むところ。

2020年の数値は見栄えは良い数値なので、短期的には株価は上でしょうか。

タイミングがあえば、投資も考えますが、前ほど無邪気に応援しようとは思えなくなってきました・・・