決算分析 ビューティガレージ 平成30年度第2四半期

先日、監視銘柄であるビューティガレージの第1四半期決算が発表されました。
決算直前にいったん利確し、今はノンホルダーですが、監視銘柄なので分析記事を書いておきます。

決算内容は増収減益決算でした。それを受け株価も下落しましたが、すぐに上昇に転じているあたり、増収部分が評価された格好です。

第1四半期の際も同じような動きをしました。そのときは、決算直後の下落タイミングで購入して結構利益をとれましたが、今回は第1四半期のときほど、自信がなかったので、決算直後の買いは見送りました。

決算数値

当期数値 対前年 対通期予想
売上高(百万円) 6,473 +20.4% 47.5%
営業利益(百万円) 215 ▲5.8 29.0%
経常利益(百万円) 214 ▲8.2% 28.7%
税引後純利益(百万円) 125 ▲36.8% 26.5

 

第1四半期の時点で、対前年で各利益が前年割れでした。その要因は、ECサイトのトラブルにより、システム開発コスト等がかさんだためです。
また、純利益については、前年が特殊要因で高かったので、その反動で大きく減っているように見えます。

一方、売上高は前年比20%増で、上期進捗も約50%だったので、第1四半期は減益ながらも受け入れやすい内容でした。

第2四半期は、同様に増収減益で売上高については予算どおりでしたが、利益水準は予算比80%程度です。通期予想に対する進捗は30%弱と厳しい数値です。

当社は第4四半期偏重ですが、さすがにこのビハインドは苦しいのではないでしょうか。

また、第1四半期はサイトトラブルがありながらも売上高が順調だったので、サイトトラブルがなくなる第2四半期はもう少し売上高が上振れしてくれることを期待していたのですが、その点は少し期待はずれ。
(IRも、第1四半期のときに、サイトトラブルによる売上高への影響は少なからずあると言っていたので・・・)

各セグメントの動向

物販事業

前年同期比で、登録会員口座数は11.0%増、ロイヤルユーザー数は20.5%増と相変わらず順調な伸びを見せています。

売上高は22.2%増、利益は▲36.4%です。
利益が大きく減少しているのは、ECサイトのリニューアルで起きた不具合を解消するためにコストがかかっているということでしょう。

粗利率は円安傾向を受け、前年より減少していますが、微々たるもので許容範囲です。

また、これまでは利益率が高いPB商品の占率が増加傾向でしたが、今期はそれ以上に化粧品等が増加しています。
全体の売上高増加に伴う、構成の変化なので、それほど気にしていませんが、この構成は利益率に直結する部分なので、今後は注意してみた方がよいかもしれません。

店舗設計業務

毎度、書いていることなのですが、私が当社の中で一番注視しているセグメントであり、このセグメントが成長している限りは、成長が期待できると考えています。

売上高7.8%、セグメント利益▲6.7%となりました。

売上高の成長は鈍化、減益ということで、今回の決算内容では一番ネガティブに捉えているところです。
四半期一回だけで、成長鈍化というのは早計ですが、第3四半期以降しっかりと成長してくれれば良いのですが、どうなるのでしょうか。

ちなみに粗利率自体は改善しているにも関わらず、利益減ということで、人件費等が大きくかかっていると推定されます。

その他周辺ソリューション事業

売上高85.8%、セグメント利益も黒字転換しました。
このセグメントはまだ規模が小さいので、売上高の絶対水準に大きな意味はありません。

今回、売上高が大きく伸びた理由が、店舗リース事業の進展とあります。
店舗リース事業が伸びるということは、開業時のサポートを当社から受けたサロンが増えているということであり、そのようなサロンは恐らく、その後の物販も当社から購入しやすいということを考えれば、今期にこのセグメントの売上高が伸びたこと以上に意味があります。

今後の物販事業へのプラス効果が見られる内容ということで期待できる内容です。
この辺は第1四半期と一緒ですね。

所感

今回の決算は今のところ、増収減益の増収部分が好感されて、株価は堅調ですが、個人的には店舗設計業務の成長に鈍化の兆しが見えており、ややネガティブな印象です。

会社全体としては売上高はしっかり伸びていますし、海外展開も本格化してきているところであり、順調なのでしょうが、少し長い目で見たときに、店舗設計業務の停滞は、当社の囲い込み戦略の停滞につながりかねないので、注意して見ていく必要がありますね。

第3四半期以降も注目して見ていきたいと思います。