【読書メモ 12】Purpose Management

最近のひどい株の成績で気が落ち込みがちです。そんなときこそ本を読もう!!と言うことで、読書メモ。

読書メモ12冊目は、著「Purpose Management」です。

最近は単純な投資ノウハウ本だけでなく、なるべくビジネスモデルとか経営に関連した本を読もうと心がけています。

投資ノウハウ本ばかりだと、飽きちゃいますしね…

経営に関する本であれば、本業でも将来役に立つ(かもしれない)し、投資においても企業分析で役に立つと思います。

本の概要

タイトルのとおり『Purpose』に基づいた経営についての本です。

従来型の会社の規模や従業員の給料など、経済的な側面を中心とした経営ではなく、『Purpose』に基づいた経営がこれからは必要だと、述べており、なぜそれが必要なのか?それを実践するためにはどうしたら良いのか?ということについて述べています。

従来型の経営にどっぷり飼いならされている私からすると、何を甘っちょろいこと言っているんだ、という気持ちもありますが、それで上手くいっている企業があることは確かです。

また、甘いこと言うなと思いつつも、金だけで人は動かないよな、思うことは普段からあり、そういう意味で共感することも多くある内容でした。

さすがに自分が経営をすることはないでしょうが、中間管理職になって部下をもったときは、自分のチームマネジメントには活かせることも多いかな、と感じました。

参考になった点

なぜ『Purpose』が必要なのか

まず、そもそも『Purpose』とは?

Purposeとは、単純な目的ではなく、「存在意義」を表しています。Purposeには、個人のものと、組織のものがありますが、個人のPurposeには、以下の2つの要素が含まれている必要があります。
1.自身が大切にする価値観に沿っている
2.社会的意義が含まれている

ようは、金だけじゃ人は能動的に動けないので、しっかりと目的を持ちましょう。

会社の目的と従業員の目的が同じ方向を向いていると、人は能動的に動いてくれる、ということです。
(外から見てる勝手な意見ですが、ZOZOとかはこんな感じなんですかね〜?)

目的が揃っていた方が人は能動的に動く、というのはそうなんでしょうが、企業が大きくなるにつれ、目的を揃えることが難しくなります。

というよりも、社員が数千人レベルでいる会社では、目的を揃えるのは不可能です。

目的を揃えることを目的とするのではなく、会社と社員の目的を明確化し、違いがあるのだとすれば、その違いを明らかにしておくこと、が大事なのかな、と感じます。

↓ここから自分の体験談、興味深くない人はスルーしてください。
私が勤務する会社は2・3年前くらいにかなり社員の気持ちが落ちていた時期がありました。

会社が目指している方向がわからない
よくわからないけど仕事がひたすら忙しい

など、会社の歯車感を感じ始めている人がたくさんいました。

目標数値は何とか出ていましたが、それも限界という雰囲気が社内に広がっていました。

それに危機感を持った経営陣が各部署を周り社員一人ひとりに、会社の方向性を語り議論する機会を設けてくれました。

全員が全員、会社の方向性に納得したわけではないと思いますが、会社の方向性が理解できれば、自分の考えと違っていても漠然とした気持ち悪さはなくなります。

すると不思議なもので、仕事量は変わらず忙しいのですが、社内の雰囲気は徐々によくなり、閉塞感がだんだんとなくなっていきました。

経営目標からも明示的な数字が削除されました。それにより、我々社員も数字を追い求める疲労感から開放されたのは記憶に新しいです。

↑体験談終わり

Purposeを明確にするためにやること

Purposeが大切なのはわかったとして、そもそも個人って明確なPurposeを持って仕事をしているのでしょうか?

多分、明確に持っている人はそんなにいないと思います。そこまで、真剣に仕事について考える機会はないかもしれません。

漠然と働いており、何のために働いているんだろうという悩みを抱えている人がPurposeを明確化する方法が…

対話

です。

上司に限らず、同僚でも良いのですが、普段の仕事からは離れて、どういうことに興味があるのか、どういうことをしたいのか、どういうときに意欲がわくのか、ということを対話すると良いとのこと。

その結果、自分が大切にしていることがわかってくるためPurposeが醸成されていくということです。

それだけ?という感じもすると思いますが、会社の人と腹を割った話を何度もするのは結構大変です。

部下から上司に声をかけるのはかなりハードルが高いです。

将来、部下を持ったときに、自分は対話きらーい、で終わらせるのではなく、こういうやり方がある、ということを知っておくことが大切なんだろうな、と思います。

まとめ

まとめ、というか感想。

Purposeを中心としたマネジメントと言うものは、大切だと頭ではわかりましたが、まだ腹落ちまではしてません。

恐らくPurpose重視の経営になると過度な数値目標を追わなくなるため、社員は数値に対する疲労感からは解放されます。
(弊社はそうでした)

しかし、利益を出せない会社は価値がなく、会社である以上、利益を追求することは必要です。

数値目標から解放された結果、企業としてのハングリー精神や基礎体力が失われるのではないかと不安に思います。

そのあたりのバランスをどうとっていくのか、難しいなあと感じました。

一方で、対話の大切さはよくわかりました。私も近い将来、中間管理職です。そのときに部下と対話できるよう今から自分の考えと向き合っていかないといけないなーと思います。