銘柄分析 3985 テモナ

かなり久しぶりの銘柄分析記事です。
めっきりさぼっていたわけですが、少し前に購入した銘柄であるテモナが、かなり自分好みの銘柄だったので頑張って書くことにしました。

後は、決算発表前に何とか書いておきたかったというのもあります。

2017/4に上場した会社で、私が一時期集中的に取り組んでいた直近IPO銘柄であります。
当社の主力サービスが「たまごリピート」と言うのですが、完全にたまごを販売する会社だと思っており、ノーマークでした。
ライバル会社はホクリョウかーと本気で思っていましたからね。思い込みって怖い・・・

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事業内容

EC事業者に対するWebサービスを提供するIT企業(たまご販売会社ではない)。

主なサービスは、定期購入サービスを提供している事業者に特化した通販システムである「たまごリピート」と、Web上での販促を促すマーケティングツールである「ヒキアゲール」の2つですが、売上の約90%がたまごリピートなので、このたまごリピートの成長がこの会社の成長ということになります。

たまごリピートの特徴としては、定期購入サービスに特化しているというところで、定期コースに加入している顧客の管理、販売後フォロー(DM等)の自動化、分析の効率化などのサービスを提供しています。

これらのサービスにより、販売の効率化や人件費の削減につなげていこう!というアピールの仕方になるのでしょう。

収益構造・今後の成長性

主力サービスであるたまごリピートの収益構造は、ストック性とフロー性の両面を持っています。
基本的には、たまごリピートの利用料金は月額課金制度になっており、この部分がストック性になります。

一方、事業者の流通量に伴う従量課金収入(クレジット決済手数料等の各種手数料)もあり、この部分がフロー性になります。

現在はEC市場の拡大に伴い、このフロー部分が収益に大きく貢献しているようです。
当然フロー部分は、今後EC市場の成長が鈍化したり、景気が悪くなったりしていくと、成長が止まる部分ですので、ストック部分をどのように積み上げていくのかが重要になります。

このフロー部分はこの会社のリスク要因でもあります。
現在成長戦略として、流通量が大きい会社に対するサービスの提供を目指しています。(そのための新商品が最近販売を開始した「たまごリピートNext」)

流通量が大きい会社にビジネスが拡大していくと、従量課金部分が大きく増えることが期待されますが、一方で、フロー性に依存する部分が増えるということになるため、景況感の悪化(流通量の減少とか解約とか)の影響を受けやすくなってしまいます。
(↑このフロー部分にリスクを抱えているというところは、最初気づいていなかったのですが、Twitterでフォローさせていただいているsunさんから教えていただきました。ありがとうございました!!)

また、元々は販売代理店を通した販売を行っていましたが、販売手数料負担が重いこともあり、直販体制に切り替えている最中のようです。
この切り替えが奏功し、利益率は向上している最中です。

直販への切り替えは、利益率の向上につながる一方、営業努力を自社で全て行わないといけなくなるため、代理店ビジネスをするのとどちらが良いかは一長一短ですね。

不況耐性について

一般的にストックビジネスはフロービジネスに比べると、不況耐性が高いと言われていますが、テモナについても同様だと考えています。

寧ろ、他のストックビジネスよりも不況耐性が強いと考えています。

たまごリピートは、システムを利用している事業者が、月額利用料をテモナに支払うという点でストック性がありますが、そもそもシステムを利用している事業者が、定期販売を行っているケースを想定しており、事業者側もストック性を有したビジネスを行っています。

たまごリピートには2重のストック性が働いています。

テモナ側が月額課金によるストック性を有していることは、収益を安定するうえで重要だということはわかりやすいですが、事業者側のストック性もテモナにとって重要になります。

定期販売を行っている会社では、一度定期販売に関わるシステムを構築してしまうと、そう簡単にはシステムを変えることができません。販売量が落ちて採算が悪くなったとしても、システムを変更することにより、顧客が離れてしまうリスクを考えるとシステムの変更は容易ではありません。

そのため、ある程度事業者のビジネスが軌道に乗ってしまえば、そうそう解約は起こらないため、強固なストック性が築けると考えています。

そのため、不況時でも安定的に収益をあげられると考えています。もちろん、不況時にはフロー部分の従量課金収入は減ってしまいますが、ストック部分があるため、それほど大ダメージは被らないのではないかという楽観的な見込みを持っています。

ということで、私の大好きなストックビジネスということで、指標的には割安ではありませんが、自分の評価としては買い水準と考えて購入にいたりました。

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